公開しないサーバーでローカルでウェブアプリケーション等を利用したい場合、Apacheのように大規模なサーバーソフトは必要なく小規模な物が欲しい。 そこで小さいウェブサーバーとしてNginx,Lighttpd,Chrokeeが候補に上がりますがBusyBoxも利用価値は高いです。デスクトップ用のネットワークアドレスはDMZの外に置くなど外部から80ポートにアクセス出来ないよう工夫しておきましょう。 まずBusyBoxのhttpdアプレットを有効にしてビルドします。 PHPのCGIを有効にしてビルドします。 MySQL, PostgreSQL, SQLiteのいずれかのデータベースをインストールします php.iniを編集します。 cgi.force.redirect=0 cgi.redirect_status_env = "yes"; これでBusyBoxのHTTPDでPHPを動かす環境が出来上がりました。 busybox httpd -h /srv/www/htdocs とやればサーバーが起動します。デフォルトでは/etc/httpd.confを使います。もっと便利に、そしてシステムと分ける為シンボリックリンクを貼りブートスクリプトを書きます。 busyboxバイナリのインストール先: /bin/busybox httpd 関連の置き場所: /usr/local ドキュメントルート: /srv/www/htdocs # mkdir -p /usr/local/etc/init.d # ln -s ../usr/local/etc /etc/local # mkdir -p /usr/local/sbin # ln -s ../../../bin/busybox /usr/local/sbin/httpd これで下準備が整いました。次にブートスクリプトを書きます。書式はディストリによって違いますのでここではGentooで使用するopenrcのブートスクリプトを紹介します。 ※ Gentooではopenrcを利用しています。openrcをインストールしていないGentooシステムでも書式が違ってくると思います。 # cat > /etc/local/init.d/httpd <<...