MacやWindowsでは沢山の選択肢があるWYSIWYGなホームページ作成ツールもLinuxでは殆んど見かけません。というのもLinuxがデスクトップパソコン分野で活躍しだしたのはほんの数年前からなのです。 これまでのLinuxはMacやWindowsのようにパソコンに初めて触るような初心者を対象としていないため、初心者向けソフトなどというのは本当に数が少ないです。WYSIWYGなホームページ作成ツールどころかテキストエディターにタグの入力支援のついたHTMLエディターというのも僅かに存在する程度です。基本的にプログラム言語やスクリプト言語を駆使してシステムを操るLinuxユーザには無用の長物なんでしょうね。たかだかテキストの整形に大げさなアプリケーションを使いたくない、手に馴染んだViやEmacsで十分というところでしょうか。とは言え最近のLinuxはUbuntuを筆頭にデスクトップユーザ向けにGUIを多用してパソコン初心者でも使えるようなディストリビューションも増えてきました。また、その内容も年々どころか数ヶ月後には一新され更に使い勝手を向上させたバージョンがリリースされています。 おっと!いけない、タイトルとは関係の無い話になってきましたので続きは別の機会にして本題に入りましょう。 LinuxでもWYSIWYGライクにHTMLを書きたい。私が知っているのはComposer, Nvu, kompozer, OpenOffice.orgくらいですかね。 余談ですがGoogle Docsも結構使えたりします。ComposerというのはFirefoxの元となったMozilla Suiteに昔から付属するHTML作成コンポーネントです。Nvu, kompozerもこのComposerから派生したものです。で、本家Composerは?というとMozilla SuiteがSeaMonkeyプロジェクトに移ってからも健在です。このComposerですが未だフレームに対応した編集が出来ないものの単ページを作るには本当にお手軽で重宝します。もし貴方がGentooを使っていたらPortageにあるのでインストールも非常に簡単ですよ。 $ sudo emerge seamonkey と、たったこれだけ。 OpenOffice.orgほどでは無いですが結構大...