山口母子殺害の弁護団と現代日本のナショナリズム

 山口母子殺害の弁護団は死刑制度撤廃に躍起だ。
 目的のために必死になりすぎ己を見失い、屁理屈のみで主張を押し通そうとしている。大局を見ず小局にしか目を向けていない。
 不様である。事件の内容と加害者の本来の姿を捨ておき、被害者遺族の心情を微塵たりとも考慮せず己の主義主張のために一心不乱だ。それが自分の職責だと信じて疑わない。まるで北朝鮮政府のようだ。

 これと似たような現象がネットを発端として現実社会に蔓延る現代日本のナショナリズムはよく似ている。日本を擁護するためなら事実を葬り都合の良い出来事をでっち上げすり替える事が愛国心だと錯覚している。彼らはネット上で架空の戦争ゲームでもしてるつもりなんだろうが現実に起こった事件の背景には悲しみに打ちひしがれながらも生きている人がいるのだ。ネット社会というのは隠された電子空間でもなければバーチャル空間でもない。血の通った人間が利用する空間だということを忘れている或は己の悦楽のためにそれすらも利用している。

 日本という国がこれ以上退化しないよう切に願う。

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