追憶を偲ぶ煙


雨上がりの波止場 灯りが揺れる

懐古の雫が 頬をつたう

あの笑顔に もう一度触れたくて

時を遡る夢を 胸に抱く


路地裏の風が 冷たくて

後悔が肩に 降り積もる

言えなかった一言

舌の奥で 苦く残る


遠く汽笛が 夜を裂き

哀れな影が 波止場をよぎる

消えゆく タバコの煙

置き去りにした 若さとともに


それでも 慕情は消えない

夜霧の向こうに 面影を探す

もう会えないと 知っていても

この心は 港に立ち尽くす

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