Bloggerの仕様が変わるらしい


ブログが国別の URL にリダイレクトされる理由

Q: URL が変換されますが、これはどういうことでしょうか?
A: 今から数週間後には、自分の読んでいるブログの URL が国コードのトップ レベル ドメイン、つまり "ccTLD" に変換されるようになります。たとえば、オーストラリアにいる読者が [blogname].blogspot.com にアクセスすると [blogname].blogspot.com.au にリダイレクトされます。この ccTLD は、読者が現在いる国または地域に対応して追加されます。

Q: このような措置が取られるのは一部の国だけでしょうか?
A: Google は定期的に小さな更新を適用しています。数か月後には、より多くの国で ccTLD が追加されるようになります。

Q: なぜこのような措置が必要なのでしょうか?
A: 地域別ドメインへの移行は、表現の自由と責任のさらなる追求、現地の法令に基づく正当な削除依頼へのより柔軟な対応を可能にすることを目的としています。ccTLD を利用することで、コンテンツ削除依頼の及ぶ範囲を国単位に制限し、影響を受ける読者の数を可能な限り抑えることができます。特定の国の法令に基づく削除依頼が寄せられても、当該 ccTLD でのみコンテンツを削除すればよいのです。

Q: この変更はブログにどのような影響を及ぼしますか?
A: ブログのオーナーにとっては、ccTLD へのリダイレクト以外、目に見えるような大きな影響はないはずです。カスタム ドメインの URL には影響は及びません。

Q: URL のリダイレクトは、ブログの SEO 対策に影響を及ぼしますか?
この変更の後、クローラーは複数のドメインで Blogspot コンテンツを探すようになります。コンテンツの複製を作り、それをさまざまなドメインに置くと、検索結果に影響が及ぶ可能性はあります。しかし Google は、複数のドメインで Blogspot コンテンツをホスティングすることでもたらされる負の影響を最小化すべく、あらゆる努力を払っています。

複数のドメインでホスティングされるコンテンツの大多数は、コンテンツ削除の影響を受けず、同一性を維持できます。すべてのコンテンツに rel=canonical 属性値を埋め込み、blogspot.com バージョンを正規のバージョンとして指定します。クローラーはこの属性値を読み取り、URL が違っていても同一のコンテンツとして認識します。ある国において投稿またはブログがコンテンツ削除の影響を受けた場合、正規の URL が .com ではなくその国の ccTLD に設定されます。つまり、正規化タグにより、コンテンツのインデックスの重複を避けることができます。

Q: ccTLDs は読者の立場から見て、ブログにどのような影響を及ぼしますか?
A: 読者が自分の IP アドレスから特定される国や地域とは異なる場所でホスティングされているブログにアクセスした場合、Blogspot サーバーは読者をその所在地と対応するドメイン(サポートされている ccTLD)にリダイレクトします。

読者は、URL に ncr を追加することで、特定の国のバージョンを要求することができます。

ncr は No Country Redirect、つまり「国別のリダイレクトをしない」という意味です。このオプションを buzz.blogspot.com に追加すると、読者がインド、ブラジル、ホンジュラス、ドイツ、その他、世界のどこからアクセスしようと常に英語版のコンテンツが表示されます。

たとえば、http://[blogname].blogspot.com/ncr にアクセスすると、英語版(米国)のブログが表示されます。

この特殊な URL は有効期間(セッション、寿命)の短い cookie をセットし、要求されたドメインから地域ベースのドメインにリダイレクトされないようにします。この仕組は、すべてのウェブ ブラウザ、すべてのオペレーティング システムがサポートしています。

関連記事
Slashdot Japan: Google、ブログの国別URLリダイレクトを一部の国で開始

コメント

このブログの人気の投稿

米 トランス脂肪酸使用規制へ

手の平で操作する空中マウス OZUPAD

BusyBox HTTPD で Drupal を動かそう

Android の RUU から rom.zip を取り出す

radiko.jp の再生、録音で rtmpdump が Segmentation fault

Alpine LinuxのAPKBUILDに挑戦

VirtualBoxのキーリピート現象